No.129

白いパサージュ

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LYRICS

君へ続く 白いパサージュ
胸の裏通り

空に引かれた白い線
雲でも 道でもない

名づけないままの
明日がまだ待っている

君へ続く 白いパサージュ
胸の裏通り

パリの街で
君は笑ってたね
読めない文字を
歌みたいに読んだよね

君と歩いた石畳を照らす
キャンドルのような
あの白い花の名だけ
まだ喉の奥でつかえている

君へ続く 白いパサージュ
胸の裏通り

空に引かれた白い線
雲でも 道でもない

涙こぼれたままの
地図がまだ残っている

君へ続く 白いパサージュ
胸の裏通り

大人になっても君は幸せかな
あの白い花を見たら
君はすぐに名を呼べるのかな

初夏の風の中
午後発の列車の切符の端に
君の名前を書き留めて
いまも手帳に挟んでいる

いまならわかる
あの果てない白は

飛行機雲でも
濡れた石畳でも
花のキャンドルでも
どれでもなかった

君に言い残した言葉が
切符の端で乾いていた

ひどく心に苦い
塩の栞

君へ続く 白いパサージュ
胸の裏通り

空に引かれた白い線
雲でも 道でもない

涙乾いた跡の
道がまだ残っている

君へ続く 白いパサージュ
胸の裏通り
🌐 **テーマ分析**
過去の淡い記憶と、今の自分を繋ぐ「名前のない感情」の回廊を巡る物語。パリの石畳や白い飛行機雲といった透明感あふれる情景を背景に、時間の経過とともに濾過され、結晶化した純粋な思慕が描かれています。それは単なる回顧ではなく、現在も「手帳に挟んだ切符」のように密やかに息づく、美しくも切ない自己保存の形です。

⚙️ **歌詞の工夫点**
「キャンドルのようなあの白い花」といった、視覚的でありながら名前を思い出せないもどかしさを、記憶の「つかえ」として描写する手法が見事です。飛行機雲を「空に引かれた白い線」と呼び、それが「雲でも道でもない」と定義することで、到達できない理想や未完の感情を象徴させています。「塩の栞」という比喩で涙の痕跡を詩的に昇華させる言語感覚も際立っています。

🎤 **注目すべきパンチライン**
「ひどく心に苦い / 塩の栞」――「涙が乾いた跡」を、過去の自分から現在の自分へと贈られた、忘れ得ぬ「栞」として捉え直す視点。その苦さこそが、かつて誰かを深く想ったことの確かな証左であり、人生の地図における重要な標識となっていることを示唆する名フレーズです。
Lyrics Analysis generated by Google Gemini AI