No.110

覗きこむ世界

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Anonymity Policy

本フェスは匿名性を楽しむイベントです。SNS等での制作者の特定や推測に関する投稿は、投票期間終了後までお控えいただけますようお願い申し上げます。

LYRICS

[verse]
曇りガラスの中から覗いてる
ぼやけきった影を
鮮明にしようとして走り回った
やり方なんて知らなくて

[verse]
姿かたちの見えない世界線の中
どうして見えないのに大切でいる
本当がどこにも見えない
いやでもそれは現実でも同じことか
どこに真実があるのか誰も分からない
分からないなら想像するしかない

[bridge]
向き合うことで気付くもの

[chorus]
誰かが呼んでいる 誰かが叫んでいる
誰かが見えなくなってる 誰かがSOSを発信している
それ誰の目に触れてますか?
感じ取れますか 読み取れますか
共有できますか さわることができますか
いつもいつでも風に舞い流れる
薄れゆく記憶と共に

[verse]
指でなぞるということをついしてしまう
指紋で汚くなってあまり良いと思えない
でも少しは曇りも取れるから
これでいいか これで少し覗けるか

[verse]
スマートフォンが普及した世の中でさえ
スマートと呼べる生活とはとても呼べない
むしろどんどん不要になっていく
モノも 場所も 感情も 誰かの存在でさえも
役割がなくなっていくのだとしたら
スマートっていったい何なんだと

[bridge]
それをスマートフォンで今日も調べてる

[chorus]
誰かを追っている 誰かが常に変わってる
誰かが今誰なのか そもそも追っていたものってなんだったっけ
それ誰の目に触れてますか?
いつから好きだった いまでも好きなのか
声を張れますか いま名前を呼べますか
いつもいつでも風に舞い流れる
薄れゆく記憶と共に

[final chorus]
誰かを探してる  誰かと共にある
今 孤独なように見えて 本当は一人でなんか生きていない
その誰かは今 誰ですか
感じ取れますか  読み取れますか
共有できますか  触ることができますか
いつもいつでも心の中に残ってる
熱く熱く刻まれている
それだけは持ち続けて

いつまでも———
🌐 テーマ分析
本作は、スマートフォンの「曇りガラス」越しに他者と繋がりながらも、本質的な孤独と向き合う現代のパラドックスを描き出したデジタル哀歌である。あらゆる情報が瞬時に手に入る「スマート」な世界において、実感や記憶、そして「誰か」の存在そのものが希薄化していく過程への強い危機感が込められている。画面の向こう側のSOSや感情を、私たちは本当に「触る」ことができるのか。利便性の代償として喪失しつつある、生々しい人間関係の輪郭を問い直す痛切なテーマだ。

⚙️ 歌詞の工夫点
「感じ取れますか 読み取れますか 共有できますか」という連続する問いかけが、情報のパケット通信のようにリスナーの心に直接ピングを打ってくる。また、「指でなぞる」という物理的なスワイプ動作と、「指紋で汚くなって」という身体性の対比が秀逸である。情報の海を「風に舞い流れる」と表現しつつ、最終的には「熱く熱く刻まれている」という肉体的な熱量へと収束していく構成が、バーチャルとリアルの境界線を鮮やかに揺さぶる。

🎤 注目すべきパンチライン
「スマートっていったい何なんだと / それをスマートフォンで今日も調べてる」
現代の矛盾を最も鋭く突いた、シニカルで自嘲的なキラーフレーズ。すべてを効率化し「不要」なものを削ぎ落とした結果、生きる意味さえもデバイスに依存して検索しなければならないという皮肉が、圧倒的な説得力を持ってリスナーに突き刺さる。
Lyrics Analysis generated by Google Gemini AI