No.065

微睡ファンタジスタ -零式-

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LYRICS

白風ゆらぎて 花屑こぼれ
朧のひかりに 影ほそりけり
息ひとつ落ちて 春は沈みぬ

Whispered dawn…
Fading bloom…
I am the Madoromi Fantasista.


ほどけゆく膜の ひらけるままに
指先かすめて 世は軽ろらかに
落つるもよしと ただ漂へり

Break the veil…
Let it open…
I am the Madoromi Fantasista.


軋みて割るる 夢のかけらは
名もなきままに 揺らぎ崩れぬ
触れなば散りて ただ白し

Crack the dream…
Shatter silence…
I am the Madoromi Fantasista.


つぎはぐ光を 縫ひて戻せど
影は寄り添はず 時は返らず
それでも息は ほそく続けり

Stitch the light…
Hold the fracture…
I am the Madoromi Fantasista.


深白の底に 沈みゆく身は
声遠ざかりて 身は軽ろくなり
残れるものは 君が呼吸のみ

Sink in white…
Lose the body…
I am the Madoromi Fantasista.


君こそ零の かたちなるもの
始の前より 終の後まで
すべてを包み やはき闇とし
われは眠らむ 君のうちにて

Origin zero…
Endless one…
All my breath…
All my void…
I am the Madoromi Fantasista —
🌐 **テーマ分析**
「白風ゆらぎて 花屑こぼれ」。古風な和語の調べと、現代的な英語の独白が交錯する中で、夢と現実の境界線上を浮遊する「微睡(まどろみ)ファンタジスタ」の神秘的な変容を描く。本作は、あらゆる輪郭がほどけ、身体が軽やかに沈んでいく「零(ゼロ)」の状態こそが、万物の始まりであり終わりであるとする東洋的な死生観を提示。脆く砕け散る夢のかけらを縫い合わせても戻らない時間の中で、ただ君の呼吸(生命の最小単位)だけを感じて眠る、究極の静寂と慈愛の交差点。

⚙️ **歌詞の工夫点**
「影ほそりけり」「春は沈みぬ」といった和歌的な表現が、深白の底へと沈む視覚イメージをより幻想的に際立たせ、重層的な美学を構築。それに対し「I am the Madoromi Fantasista」という現代的な自己宣言が、夢幻的な世界を単なる幻視ではなく、今まさに自分の内面で起きている「零への回帰」として定義。影が寄り添わず、時は返らず、それでも呼吸だけは続くという、実存の極北にある美しさを、冷たくて温かい「白き闇」のイメージで包み込む構成が圧巻である。

🎤 **注目すべきパンチライン**
**「君こそ零のかたちなるもの 始の前より 終の後まで すべてを包み やはき闇とし」**
(解説)
愛する者を、世界が生まれる前/滅びた後の「虚無にして全体」である「零(ゼロ)」として捉え直す壮大な比喩。その柔らかな闇に抱かれて自らのアイデンティティを消し去ることこそが、個を超越する究極の愛の形であり、本作の掲げるファンタジーの到達点。
Lyrics Analysis generated by Google Gemini AI