No.202

呪い花

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LYRICS

ちりとてしゃん
ちりとてしゃん  
狐火ひとつ童唄

鬼灯の灯りが
湿り気を含んだ夜露に揺れた
その下で笑うのは人か妖か
答えの出ぬまま時が溶けてゆく

提灯の列に誘われるように  
魍魎どもが影法師を引き摺り歩けば
あたしはただ
そのざわめきに身を委ね
艶やかな夢の淵を
踏み外して
しまう

あたしはひとひらの呪い花
散ることさえも 悦びと呼ぶ 
燃やされながら  嗚呼 燃やされながら
静かに消えて 嗚呼 静かに消えて

紅葉が雨のように降りしきる
誰そ彼どきに紅く染まった路地裏で
狐火に焚かれる様な吐息が
耳の奥を焦がしながら絡みつく

その言葉は甘くも恐ろしく
胸を裂きながら滴をこぼすならば
あたしはきっと夜に縫われた花
滅びの声を 童唄にして
しまうの
でしょう

あたしはひとひらの呪い花
散ることさえも 悦びと呼ぶ 
燃やされながら  嗚呼 燃やされながら
静かに消えて 嗚呼 静かに消えて

あたしはひとひらの呪い花
散ることさえも 悦びと呼ぶ 

ちりとてしゃん ちりとてしゃん  
手を取れば もう帰れぬ…

ちりとてしゃん
ちりとてしゃん
🌐 **テーマ分析**
和風ホラーと耽美的な美意識が融合した、妖艶で危ういダーク・ファンタジーの世界を描いている。童唄のリズムに乗せて語られるのは、人か妖か分からぬ存在の悲哀と、滅びの中にこそ見出す「悦び」である。狐火、鬼灯、紅葉といった伝統的なモチーフを背景に、現世(うつしよ)の境界線を踏み外していく主人公の姿を、まるで一幅の絵画のように美しく、かつ恐ろしく描き出している。

⚙️ **歌詞の工夫点**
「ちりとてしゃん」という三味線の音を模した擬音を呪文のように繰り返すことで、異界へと引きずり込まれるような没入感を演出している。視覚的な「紅(あか)」の描写に加え、湿り気を含んだ夜露、耳の奥を焦がす吐息といった触覚・嗅覚的なイメージを重ねることで、死と生の狭間に咲く「呪い花」の存在感を艶やかに表現。古語を交えた雅な語彙が、物語の奥行きを深めている。

🎤 **注目パンチライン**
**「あたしはひとひらの呪い花 / 散ることさえも 悦びと呼ぶ」**
己の存在を、咲くことではなく「散ること」によって完成させようとする、狂おしいまでの美学が込められた一節。死への恐怖を超越し、滅びそのものを甘美な悦びとして受け入れるその覚悟が、本作のテーマを象徴している。
Lyrics Analysis generated by Google Gemini AI