No.105

不可侵条約

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LYRICS

『不可侵条約』

「君と僕は似ている」
そう言ったら君は
苦い顔をするだろうか

校庭の土に
木の枝で線を引くみたいに
「ここから先は立ち入り禁止」
はいはい  わかったよ

そもそも論。
何処まで近づきたい?
何処まで理解したい?
何もかもまだ曖昧だな

君は、と言いかけてやめた
妙に繊細なセンサーだな
触れたって別に
壊れやしないだろうに

…本当に?わかんないや
耐久値表示してくれよ
弱点だって教えてよ
そしたら守れるのに

…一体誰を?

君の影をなぞったって
どんな色も滲まない
目の形だってわからない
「今何考えてんの」

未だに考えてるよ
目の前に引かれた
明確な線の意味
正確な観測 不可能かもな

日常って名の劇場で
踊る大根役者
嗚呼、無常…演技なんて出来ないのに
君は表情作るの上手いな

君は、と言いかけてやめた
妙に慎重な心配性だな
触れたって別に
壊れやしないだろうに

…本当に?わかんないや
痛む場所を教えてよ
本当の顔も教えてよ
そしたら守れるのに

…一体誰を?

羨望 せん妄 全能 洗脳
この関係性  鍵(キー)は何処だ
言葉遊びで解ける知恵の輪なら
簡単でよろしいのに

君は、と言いかけてやめた
君の心に  指紋付けたくないな
歪な線の向こうで
静かに結ぶ  不可侵条約

幼い子供のように
この線を飛び越えたりはしない
だって守りたいからさ
…一体誰を?  
…一体、誰を?
🌐 **テーマ分析**
他者の心に不用意に踏み込むことを拒み、一定の距離を保つことでしか守れない関係性を描いた「不可侵条約」。相手を理解したいという欲求と、触れることで相手を壊してしまう、あるいは自分のエゴを押し付けてしまうことへの恐怖が拮抗している。優しさという名で引かれた境界線の向こう側にある、触れられない聖域への深い敬意と諦念が織り成す、極めて現代的な距離の物語。

⚙️ **歌詞の工夫点**
「耐久値表示してくれよ」「繊細なセンサー」といったゲーム的・機械的な用語を使い、人間関係の不確かさを観測不可能な事象として扱っているのが非常にユニークである。言いかけてやめる、という行為の繰り返しが、言葉にすることによる変質を恐れる、主人公の慎重すぎるほどの愛情を表現している。

🎤 **注目すべきパンチライン**
**「君の心に 指紋付けたくないな」**
(解説)
相手の純粋な領域に、自分の痕跡(指紋)を残したくないという、究極の「触れない愛」。理解することは、時に相手の形を歪めてしまうことでもある。歪な線を引いてまで守ろうとしたのは、自分ではなく、相手という名の「他者」そのものであるという切実な願いが込められている。
Lyrics Analysis generated by Google Gemini AI